共済について共済Q&A
協同組合共済はどのような役割を果たしてきたのですか?
わが国では、第二次世界大戦後の苦しい時代に、より良い暮らしを求めて、多くの協同組合が生まれ、共済がスタートしました。各種の協同組合が、それぞれの組合の構成員や性格に応じたニーズを踏まえた「組合員に必要な保障」を「組合員の手に届く水準の共済掛金」で提供し、発展してきました。
わが国の共済が果たしてきた主な役割を4点ご紹介します。
- それぞれの協同組合の性格に応じた形で、基本的な生活保障を実現するための制度を持続させてきました。各組合の組合員の暮らしに必要な保障とは何か、という視点で共済仕組みを開発し、提供してきた、ということです。
- 少子高齢化の進展に伴い、医療や年金など、国の社会保障制度は徐々に後退し、国民の負担が増えてきました。共済は、そうした社会保障を補完する役割を担っています。
- 共済は、組合員が主体となり、自らの暮らしに必要な保障としてあるべき姿(保障内容や掛金水準)を相互扶助という形で実践することによって、保障業界全体に保障事業のあるべき姿を問いかけてきました。
- 組合員への配当を目的とせず、相互扶助という理念に基づいて、健全性の高い事業展開を持続し、地域社会に貢献し続けています。