協同組合と共済事業の発展をめざし、調査・研究、教育・研修、広報・出版活動のほか、共済相談所として苦情・紛争解決支援業務を行っています。
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地震のときは

地震への備え

 地震はいつどこで起こるかわかりません。災害時の被害を少なくするため、事前にできることを行いましょう。

  1. 住宅の耐震性の確認
     免震性・耐震性に優れた住宅は、地震による被害を最小限に食い止めます。1981年に建物の強さを定める耐震基準が大きく変わりました。この年より前に建てられた住宅の場合は、耐震診断や耐震補強を検討しましょう。なお、この年以降に建てられた住宅でも年月の経過により老朽化しますので、点検・整備はこまめに行いましょう。
     また、地震の揺れを感知して電気を自動的に止める「感震ブレーカー」も有効です。
    ※多くの都道府県や市区町村では耐震診断や耐震改修工事費用の助成などを行っています。
  2. 部屋の安全空間の確保
     地震で家具の下敷きになり、命を失ったり、大けがをしたりすることがあります。そうならないよう安全空間を作っておくことが重要です。
    ア. 家具の転倒防止:突っ張り棒などによる家具の固定
    イ. ガラスの飛散防止:食器棚などの扉にとめ金をつける、ガラス飛散防止フィルムを貼る
    ウ. 出入口の確保:家具の向きや配置の見直し

安全空間を確保するための詳細は、こちら
(内閣府防災情報のページ)

地震が起きたときの行動

 地震が起きたら、あわてずにまず身の安全を確保しましょう。地震の揺れを感じたときにとるべき行動は、あなたがいる場所によって違います。

屋内にいるとき

〇自宅
・頭を保護し、丈夫な机やテーブルの下に隠れる
・あわてて外に飛び出さず、揺れが収まるのを待つ
・調理中のとき、無理して火を消そうとしない(消火は揺れが収まってから)
・揺れが収まったら、ドアを開けて出口を確保
・避難する際には、ガスの元栓を閉め、電気のブレーカーをおとす

〇人の大勢いる施設
・あわてて出口に走りださない
・係員の指示にしたがう
・かばんなどで頭を保護する
・商品の陳列棚、ショーウインドー、つり下がっている照明から離れる

〇エレベーター
・すべての階のボタンを押し、最寄りの階に停止させ、すぐに降りる

屋外にいるとき

〇屋外
・ブロック塀など倒れてきそうなもの、看板やガラス窓から離れる
・頑丈なビルのそばにいるときは、ビルの中に入る

〇自動車運転中
・急ブレーキはかけず、ゆるやかに速度をおとす
・ハザードランプを点灯し、まわりの車に注意を促す
・避難する際は、道路の左側に停車させキーは付けておく
・車検証などの貴重品を持ち、徒歩で避難する

〇鉄道・バス乗車中
・つり革、手すりにしっかりつかまる・姿勢を低くして身を守る

〇山やがけ付近
・落石やがけ崩れが発生しそうな斜面から離れる